日本の農業はどうなるのでしょう。

投稿日: 2013年12月4日カテゴリー: ブログ

ほとんどの消費者の方は牛丼が50円は歓迎でしょう。
買うほうとしては安いほうがいいのは当たり前です。
それでは作るほうはどうなるのでしょう。
例えばこの大鹿村ではそれでなくても高齢化で耕作は限界です。
これから5年も持たないと思います。
若い農業者はほとんどいません。
これから若い農業希望者を探さなければなりません。
この状態でTPPで安い米が日本に入ってくればどうしようもありません。
2-3年でほとんどの人が耕作を放棄するでしょう。
当然新しい農業の就業者は望めなくなります。
その為国は「人農地プラン」で農地を集約して、若い就農者に年間150万の補助金を最長7年間出す計画です。
このためには最低でも20ヘクタールの土地を集約しなければなりません。
日本中でこの新しい補助金で新しい就農者は増えるでしょう。
でもちょっと考えてください。
20ヘクタールの農地で米を作るのには大規模な農業機械が必要です。
これにも当然補助金はつきます。
それでも多分多額の借金でスタートする事になるでしょう。
集約している既成の農家も同じ事です。
そこに安い米がどっと入ってきます。
当然ほとんどの農家は倒産するでしょう。
この倒産した農地を買い取るのが大企業です。
現状では細かすぎて大規模な農地は手に入りません。
そこで、地元の人間に集約させて、それからそれを倒産させて、その農地で遺伝子組み換えの稲を作る事になるでしょう。
これがメキシコで起こったことです。
残った農民も稲の種が全て特許を取られますから、どの種を自家採取しても特許料を請求される事になります。
それ以前に自家採取の種はアメリカでは販売できませんから、日本も自家採取が出来なくなるかもしれません。
これに抵抗してもISD条項で訴えられたら負けます。
なにしろ裁判権は世界銀行が持ってます。
世界銀行といってもアメリカの思いどうりの組織です。
場所もアメリカ、裁判官もアメリカ人、それもモンサントなどの大企業の顧問弁護士です。
アメリカはこのISD条項の裁判で一度も負けていません。
日本が幾ら遺伝子組み換えの米は栽培させないと言っても、この条項で訴えられます。
現に韓国ではBSEが新たに発病したアメリカの牛肉の輸入禁止は出来ません。
日本もすでにそうなってるみたいです。
アメリカでBSEは発生してるのですが、今回は輸入禁止の言葉も報道もあまりありません。
そもそもアメリカはBSEはないと言う立場なんですよ。
信じられますか、アメリカはこういう国なんです。
アメリカはガットも批准してません。
そのくせ他の国にはガット違反だと非難します。
これがアメリカなのです。
この国の言いなりになるのがTPPなのです。
日本の農業は壊滅します。
牛丼は最初は50円になりますが、そのうちに1000円を超えるようになるでしょう。
これが資本主義ですよ。
小さいところを安値攻勢でつぶして、独占を確立したら今度は好き勝手に値段を上げていきます。
まあこんな事を行っても今の日本には聴く耳を持ってる人もほとんどいないでしょう。
今後はこれでも逮捕される状況になるでしょう。
こういうことも書けなくなるのです。
40年がんばってやってきてこれはこたえます。
立ち直りは無理でしょう。
私たちも当然野菜も米も値段が下がれば、農業は続ける事ができません。
今でも心意気でやってるのです。
儲けを考えるともっと早くやめていた状況なのです。
日本は遺伝子組み換え作物で覆い尽くされる事になるでしょう、
今でも加工食品の材料は遺伝子組み換えが大部分だと思いますが、これからは表示がなくなるから、どうなってるかを知る事もできなくなります。
皆さんの健康をお祈りしてます。
一人ひとりで踏ん張るしか無い状況になりそうです。
すでにデモでもテロなんて言い出しています。
石破幹事長は訂正しましたがあれは茶番です。
ちょっと様子見の茶番でしょう。
他の自民党の方は否定してましたから。

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