紐の結び方

投稿日: 2013年11月18日カテゴリー: ブログ

ハウスに大豆を入れるためには、ハウスの中のトマトを片付けなければなりません。
3列のトマトの支柱には多くの紐でトマトを支えてます。
この紐を全て解いていくのですが、結び目は基本片ちょう結びなのですが、これがうまく出来ていないと何倍もの時間がかかります。
毎年何人もの人が支柱を作るのを手伝ってくれるのですが、かならず一人か二人これを理解できない人がいます。
普通に結ぶと、これをやられると解く事が出来ません。
この堅結びを解くためには10倍以上の時間がかかります。
1箇所に固まってこれがあれば、はさみを持つとかの対策もできるのですが、これがランダムにあるわけです。
支柱を結ぶ、これだけの単純な仕事でも簡単ではありません。
作物によって、場所によって結び方は変わってきます。
例えば同じ豆でも種類が違うと葉っぱの茂り方が違います。
伸び方も違います。
それによって丈夫に結んだり、適当にやったりとかの加減をします。
丈夫にこしたことが無いと言われるかもしれませんが、あまり頑固に結ぶと解くのに時間がかかります。
プロの場合はこの結ぶ、解くが大量にあるわけです。
こんな一見簡単そうな事でも、やってみるといろんなやり方があり、工夫の余地もたくさんあります。
いちいち教えることは出来ません。
簡単に教えて、後は各自が考えながらやっていくのです。
今は本当に教えるのは大変なのですよ。
私たちはこんなことは人に教わる必要はほとんどありません。
小さいときからいろんなケースでいろんな結びをやってるので応用が利きます。
今の若い人は遊びが全然違うので、一番の基礎から教えなければなりません。
教えても理解が出来ないケースもあるわけです。
こんな簡単な解きやすい結び方さえ理解できないわけです。
自分で解いてみれば直ぐに分ると思うのですが、なぜ理解が出来ないのかが分らないのでどうゆう風に対応すればいいのかも分りません。
ここに来る人達でさえこの調子なんですよ。
来ない人たちはどうなってるのか、恐ろしくて考えられません。
このような人達がこれからのサバイバルな状況に対応できないのは目に見えてます。
生きていく技術は今どんどん忘れ去られていってます。
田舎でもかなりの年配の方でも何にも知らない人が増えています。
つまり自給自足をやろうとしても、近所にそれを教える人がいないと言う状況になってきてます。
今はここのような自給自足を教える場所が必要だと思うのですが、どういうわけか人は来ません。
皆さん自給自足自体に興味が無いのでしょうか。

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