自然農の稲刈りがようやく終わりました。
イセヒカリはよく出来ました。
今までの稲で一番出来たのではと思います。
隣で作った起こして、代掻きして、買った苗で作ったアキタコマチよりも出来はいいのではないかと思われます。
同じ自然農でも買った苗のアキタコマチは全然できはよくありませんでした。
やはり自然農の場合は自分で作った苗で無いと駄目みたいです。
それと買った苗は出来るだけ早く植えないと駄目みたいなのですが、どうしても自分で作った苗を田植えして苗の足りないところに買った苗を植えるのは無理があるのかもしれません。
なにしろ田んぼにきてから2週間以上経ってるので、徒長した苗では根がかなり駄目になってるものと思われます。
こういうところが農業の難しさだと思います。
ある程度の面積、それも中途半端な面積での米作りでは苗作りのために時間を割くのが無理があるのです、
自分で苗を作るには田に水を入れなければならないのですが、他の人達より1ヶ月以上早く水を入れたいといっても、水路の管理はたくさんの人でやるし、なおかつこちらは水路から遠いので管理はうまく出来ません。
その一人が水を使う為に他の大勢の人に早くから水路の掃除をしてくれとはさすがに言いにくいのです。
苗を自分で作るためにはどうしても自分で自由に出来る水路の田んぼでなければ出来ません。
これは冬季潅水も同じです。
冬季潅水は起こさない田んぼ作りにはいいやり方だとは思うのですが、冬中一人で水路の管理は出来ません。
これにも独立した水路が必要です。
田んぼの稲作はどうしても他の人達との協調無しにはできないのです。
大部分の人が今までのやり方の稲作の場合どうしても一人だけ違う稲作りをするのは、中々出来ないのも無理は無いのです。
ハッピーヒルはまあまあの出来です。
全体的には自然農もよく出来るようになったとは思います。
5年目にしてようやくまあまあできるようになって来ました。
それでも管理の時間と言うより、草取りの時間がどうしても取れません。
今年も草に負けた部分はあります。
自然農を大面積でやってる人は信じられません。
なにしろ労働時間は倍ですから。
と言っても、無農薬の野菜作りも、稲作りも労働時間は倍以上かかるのですが、その倍時間がかかるやり方はかなり無理があります。
やはり機械も何も持っていない人には自然農はいいとは思いますが、機械を全部持ってなおかつ、機械を使わない自然農は余計に抵抗が大きいのかもしれません。
その上収量が少ないのではよっぽどの信念が無いと自然農では稲は作れません。野菜も、他の穀類もほぼ条件は同じです。
自然農の大豆は草の手間がずいぶんかかりました。
出来はいいですが、大豆は元々肥料は要らないので、起こさないだけなのですが。
他の野菜は自然農では全然出来ないので一度やってやめました。