突然手伝いの人が誰も居なくなりました。
長期の二人が居て、短期もポチポチで結構余裕だったのですが。
朝起きて下に行っても手伝いの二人が居ません。
昨日は11時頃から新しい油搾り機、と言ってもなかやタイプの改良形である、ステンレス製(前のは鉄製)のものと取り替えていただけるとのありがたい申し出で交換に出かけていました。
なかやさん一家はやはりいいです。
子供たちもすばらしいし、油絞り機の製作者の大家さんも素晴らしい人でした。
楽しい時間をすごして9時半くらいに帰ってきたのですが、すでに手伝いの二人は居なくて、多分早く寝たのかなと思っていました。
朝になっても二人は来ないので部屋に行くと荷物はあります。
このケース、皆さんだったらどう判断します。
私たちは彼らが山に行って迷ったのではないかと判断しました。
昨晩は雨でしたので早く探し出さないと命にかかわります。
と言っても山の中ですのでどこを探したらいいか分かりません。
山は怖いので勝手に行かないように言ってますから、道からとかここからそう遠くは行かないとは思うのですが、きのこ取りは魔がさすのです、きのこを探してるうちにとんでもないところまで行ってしまいます。
ともかく街しか知らないものは絶対に山に入ってはいけません。
ここらの山は街の近くのハイキングする山とは違うのです。
熊もいるし、いろんな危険があります。
意外と簡単に迷うのです。
村の人でも迷う可能性があるのですよ。
ともかくみんなで手分けして探したのですが居ません。
疲れきったので、後は少しでも早く探さないと駄目なので駐在さんのところに捜索願を出しに行きました。
駐在所に着いたらちょうど火事が発生した直後。
ドンピシャリで(火災発生)の放送です。
当然駐在さんは出かけてます。
届出を出し、飯田警察にも連絡して帰ってきました。
彼らの名前は分かってますが、住所は知りません。
彼女のところに荷物が来ていたので、荷札から彼女のお母さんの連絡先が分りました。
お母さんに連絡すると2時間くらい前に彼女から連絡があったそうです。
これで一安心なのですが、こちらは収まりません。
いくら夫婦喧嘩をしたかもしれないけど、財布は持って出てるのだから、何か書置きぐらいは残して行けよといいたいです。
ともかく事情は分らないのだけど、財布持っていくくらいの余裕があるのだったら、娘たちに一言言うとか、せめて書置きくらい残すべきです。
こんな状況で疲れきってます。
こんな時はやめたくなります。
お金は1銭ももらわなくても責任は付いてくるものなのです。
雨の山の中を彼らを探してるときの精神状態を考えてみてください。
いいことも多いのですが大変な事も多いのです。
最後にお願いです。
精神的に問題がある人はここでは対応できません。
私に期待しないで下さい。
私の仕事は生き方に悩んでる人達には何とかできるかもしれませんが、出来ないかもしれないのです。
なぜなら、各個人の生き方は最終的に各個人の責任なのです。
多大な期待は持たないで下さい。
問題を丸投げにして、何とかしてくださいと頼ってきても私には人の問題を解決できません。
ここは、基本生活の技術を教えるところです。
その中から自分で生き方を見いだしていってください。
精神に問題のある方は来ないでください。
それでなくとも今は技術を教えるだけでも大変な事なのです。
私はそんな多くを背負う事はできません。
自分のできない事はできません。
これでもここを止めるわけにはいかないのです。
今は誰かがこのようなことをしないと、若い人達に忘れ去られようとしている大事な技術を伝えていけないのです。
しばらくは回復できないでしょう。
ともかく疲れました。