72年にロンドンで観て以来です。
あそこに私の原点があるのがよく分かりました。やっぱり私なんかはヒッピーと言われてしかたないのかもしれません。
あえてその名を受けたいと思います。
私自身は自分は自由を求める人だと思ってます。
自由が一番大切なのです。
たとえ神様とてそれを侵害すれば闘うのです。
なんちゃってね。
思えばウッドストックをやっていた69年8月には新宿でフーテンをやっていました。
だからフーテンといえばフーテンでもあるのです。
70年の6月は安保反対闘争の真っ只中でヘルメットをかぶり死ぬ気で国会に突入する覚悟でした。
60年のときと同じように機動隊と後ろから来る仲間に押されて死にそうでした。
反対側から来るベ平連のゆるいデモに怒っていました。
何がピースだなんてね。
未だにピースは出来ません死んでもです。
その後は新宿に戻り土曜日のフォークゲリラで歌ってデモして憂さを晴らしていました。
あの頃は燃えていたんですね。
日本では88年の命の祭りが20年後におこなわれました。
初めてこんなにたくさんの同じような人達がいるのが心強かったのを覚えています。
あの感じで生きて行ければ、世界は変わると思います。
少しづつではあるが変わってきているとは思います。
その割りには今私たちは一番追い詰められているといっても過言ではありません。
その自由が風前の灯なのです。
眠った人々の暴走は止まりません。
もう先が無いのにも気がついていません。
こんな世の中が何時までも続くと能天気に思っているのでしょう。
幸せを求めてここまで来て未だに幸せを見出せない人達の行き着く先はどのような未来なのでしょう。
そういう自分も自分の平和さえ見出せていない状況です。
どうしても外の状況に揺り動かされてしまいます。
私たちに未来はあるのでしょうか。
45年たってまだ世の中はこの状態です。
何時まで抗い続けなくてはならないのでしょうか。
私には畑をやり田んぼをやり自給自足の生活を続けるしかありません。
ひたすら悲しいのです。
踊りが今の私の救いです。