エネルギー生成は活発に活動している細胞内で起こりますが、
細胞質で起こる「嫌気的解糖系」(以下解糖系」とミトコンドリアの中で起こる「内呼吸系」に分けて考察する必要があります。
解糖系は瞬発力を必要とするすべての日常行動が解糖系で得たエネルギーを使用していると考えられます。
逆にミトコンドリアの「内呼吸」で作られるエネルギーは心筋の活動のような、
エネルギーを安定して持続的に使うところで大事な役割を果たしています。
このように用途に応じて、
二つにエネルギー生成系が別々に使われることも多いという事を私たちは知る必要があります。
このような視点での考察が多くの病気の発症メカニズムを明らかにする事につながるのです。
解糖系。
ミトコンドリアのない原核生物「細菌など:」は解糖系でエネルギーを得てますが、
私たちの細胞「真核生物」もエネルギー生成の半分は解糖系に頼っています。
そして残りの半分をミトコンドリアの内呼吸に頼っています。
解糖系の特徴は酸素を使わない嫌気的反応で、
ミトコンドリアの好気的反応と180度異なっています。
そして大切なことは急に運動したり分裂を続けたりするような状況下では解糖系に依存してエネルギーを得ているという事です。
グルコース「ブドウ糖」を得てビルビン酸や乳酸にする反応系は低体温と低酸素下で起こるということです。
難しいですが大事なところです。
体の中で何が起こってるのかを理解しないと病気は理解できません。
続きはまた。