獣害の柵問題。

投稿日: 2012年12月21日カテゴリー: ブログ

昨日来た人の話の中で、ある集落で獣害、「サルと鹿が中心」画あまりにもひどいので集落全体を囲む柵を作ろうとしているそうです。
ご存知だと思いますが鹿の対策は比較的簡単です。
ところがサルとなるとほぼどうしようもありません。
サルの害は木から地面の下までほとんどやられてしまいます。
鹿に比べて被害がとても大きいのです。
そこでできることは、鉄の柵に上に電柵を併用するやり方ぐらいしかありません。
これを個人でやるのは労力的にも、金銭的にも大変です。
そこで集落全体を柵で囲むという提案がなされたそうです。
ここで二人の人が強硬な反対をしてるそうです。
反対の理由は「収容所みたいだとか、景観が悪い」こんな感じです。
この問題は最近よく話題にする反対する人達の典型的な例のように思えるのでここで少し検討していきます。
反対派の方の意見はもっともです。
正論といえば反対派の方のほうが正論だとは思います。
それでは現実はどうでしょうか。
すでに獣害がひどくて畑をあきらめる人や村を出る人が出ています。
お年寄りの人には年間を通しての獣害対策に明け暮れる日々は大変です。
私たちも疲れきってます。
ましてや年を取ったり一人だけの世帯の人達にはその負担は限界を超えてるものと思われます。
反対派の方の特色は二人とも畑をほとんどやっていないという事です。
はっきり言ってこれが反対派の人達の大きな特色でもあります。
つまり、日ごろの一番身近なところで努力していないのです。
田舎に住んでいい景色で、いい環境で、自分の好きに生きたい、これはこれで結構なのですが、そこに住んでる人のことを考えていません。
もうひとつは反対派の人たちはなんらの解決策も出しません。
これも反対をよくする人達の特色でもあります。
私自身はよその集落には口を挟む気はありませんのですが、一番かわいそうなのは年を取って、それでも自分の土地でがんばってる方々だと思います。
この反対する事の問題は、他の多くの問題に対する対応にも現れてると思います。
例えば原発ですが、これには私も反対です。
何が何でも全廃してもらいたいと思っています。
私は今回の福島の原発の事故の責任は日本人全員の責任でもあると思います。
もちろん原発を推進してきた人達が一番大きな問題である事には変わりがありませんが、それを支持していた人達、何もしなかった人達、反対していた人達この人達も責任はあると思ってます。
その反省の元に立って、これからどう原発をなくするかです。
反省無しの今までと同じ反対運動では絶対に原発はなくなりません。
特に政党の紐のついた運動は、かえって反対運動を一部の人達に固定してしまいます。
今回の選挙でもこれだけ多くの原発に反対する人がいるのに、原発の反対をする政党に票が集まらなかったのはそれが原因だと思ってます。
現実を認識していない。
解決策を出さない。
こんな反対運動をこれから続けていっても運動は広がらないと思います。
わたしは少しでも自分の食べるものは自分で作っていく、自分が使うものは少しでも自分で作る、物を買うのを減らす、電気の使用を減らす、自分で電気を作る、その他にもできることは一杯あります。
こういう日常的な努力無しの反対運動には意味を見出せません。
今後とも反対運動には絶対行きません。
特に一部の政党と結びついてる反対派の集まりには絶対行きません。
ほぼ同じ考えの人がこれほど支持しないという現実を既成政党の方々はよく考えるべきです。

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