映画の続き。

投稿日: 2012年2月18日カテゴリー: ブログ

最近誤作動で書いた文章が消えるので、予防のため一度切ります。
さて、木地のほうですが、一抱えの木を切り倒すのに4-50分。
まず受けを木の中心まで持ってきます。
木が割れないためだそうです。
木を斧で倒すのは、上下交互に斧を入れていきうまく木を割っていってました。
一箇所から深く切り込んでいくのでなく、最初に切り込みの深さから切り込みの幅を推測して、その広い切り込み幅からせめて行きます。
これは斧の経験者でないと分からないかもしれません。
倒した木から斧を変えて、生地の原型を掘り出していきます。
1日で大体240個ばかり切り出すそうです。
それを小屋にもって行き、おわんを彫っていくのですが、信じられません。
大きな刃物をすごいスピードで使っていきます。
特に内部をくり貫くときに、ちょうなを振りかざして、足で抑えてる木地を彫っていくのですが、
足で材料を回しながら、神業でした・
その後に手回しの轆轤で彫っていきます。
一人か場合によっては二人でろくろを回すそうです。
ほんとに大変な仕事です、
ろくろで仕上げた木地は囲炉裏の上で乾かします。
これもただ乾かすと割れる恐れがあるので、何かコツはあるのでしょうが、映画では触れていませんでした。
長野のそばこね鉢を作ってる人たちは水につけて樹脂を抜いてました。
少し彫ってはまた水につけ、1年ぐらいかけて彫るそうです。
臼を作る人はどのようにして割れないようにしてるのでしょう。
木の製品は木の乾燥が難しいのです。
長く乾かしていても、彫ったり、切ったりすると、割れてきます。
木と付き合うのは専門的な知識が必要なのでしょう。
プロの技は驚異です。

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