種に対しては反応がいいですね。
今日はカルロスカスタネダのドンファンシリーズから。
われわれには宇宙の深部からやってきてわれわれの生命の法則を乗っ取った捕食者がいる。
人間はその囚人である。
捕食者はわれわれの支配者であり主人である。
それはわれわれを操縦しやすいように無力にした。
どんなにわれわれが抵抗しても、それはわれわれの帝国を完全に制圧する。
もしわれわれが独立して行動すれば、それはわれわれがそうしないように要求する。
本当にわれわれは捕虜になっているのだ。
われわれは彼らにとっての食物であり、彼らの栄養源であるため、彼らはわれわれを占有し、情け容赦なく搾取する。
ちょうどわれわれが小屋で鶏を育てるように、捕食者は人間の小屋でわれわれをそだてる。
したがって、彼らは食物を常に入手可能だ。
しばらく考えてみていただきたい。
人類の創造者の知性とその信念体系の愚かさ、あるいはその両立しない挙動の愚かさとの矛盾をどうやって説明するのか、を。
呪術師たちは捕食者がわれわれに信念体系や善悪についての考え、つまりわれわれの社会的なしきたりを与えた、と信じている。
彼らは成功や失敗といったわれわれの夢を準備したものたちである。
彼らはわれわれに欲深さ、貧欲さ意気地のなさを与えた。
われわれを独りよがりの、型にはまった、極端に自己中心的な人間にしたのは捕食者である。
われわれを従順でおとなしく弱いままにしておくために、捕食者は言うまでもなく好戦的な戦略家の観点から素晴らしい、並外れた作戦行動に従事したのだ。
それまで苦しむ人々の観点からは恐ろしい作戦行動を。
彼らはわれわれに彼らの心を与えた。
捕食者の心は奇怪で、矛盾してて、気難しく、今すぐにでも発見される事に対する恐怖に満ちている。
これが私たちの真実でしょう。
捕食者の食物とは、低振動の感情的なエネルギーを発生させるあらゆる恐怖、ストレス、心配、怒り、敵意などです。
うまいシステムでしょう。
世の中なかなかよくならないはずです。
ここから抜け出すのは容易ではありません。
しかし、ここから抜け出すしか私たちには希望はありません。
抜け出すためにこのシステムがあるのかもしれません。