今年はじめたばかりの3畝ばかりの場所での起こさない、肥料も入れない米つくり、なおかつ草もあまり取らないです。
結論から言いますと今まで出一番取れなかった、7畝で1俵のときと同じ出来です。
つまり最低の収量です。
自然農の米つくりを試みる人はこれぐらいは覚悟しなければならないということです。
たまにはじめたばかりなのに無肥料でたくさん取れたというのを聞きますが、これはその田んぼが肥えていたからなのです。
前の肥料の残りで出来ただけです。
今年はじめた3セの場所は今まで肥料を入れて起こして米を作っていた場所ですが、ふりだしで作り始めて5年目なので肥料の残りは全然在りません。
その上稲わらも何も入れてません。
その田んぼでの無肥料、起こさない稲つくりの1年目はこんなもんだと思います。
今年はわらをたくさん入れるつもりではあります。
来年も手抜き米つくりは続けます。
なんか少し意地になってきてます。
こんなに出来ないのなら、このままで止める訳にはいかないのです。
肥料を入れない、起こさない、草も余り抜かない米つくりは今後必要になる技術だと思います。
ただこれはあくまでも豊かな時代の米つくりです。
食で追い詰められたら、起こして、なんでも肥料にしていれ、徹底的に草を抜いて1粒でもたくさんの米を作らなければなりません。
朝早くから暗くなるまで、死ぬほど働かなくてはならないでしょう。
そういう時代にならないように祈ります。
手抜き米つくりは平和の象徴でもあるんですね。