歴史を変えた気候大変動。

投稿日: 2010年1月10日カテゴリー: ブログ

河出書房新社の本です。著者はブライアン、フェイガン。
この本を読むと、気候は大変動するのが当たり前で、何十年か安定した気候の間に生まれたら、それ自体が珍しい事で運がいいのが分かります。
現在は特別ではなく、過去にも現在よりも気温が高かった事もあるのです。
ただ、全体的には現在は温暖期であって、いつまた氷河期までとは言わないまでも,小氷期に入るかもしれないのです。
歴史で言えば1800年の中頃までは小氷期と言って寒い気候が続いていました。
これは1200年頃から始まりました。
この時期でも何時も寒いわけではなく,間に暖かい期間もあったのです。
この本を読んで分かる事は,現在は石油があるのである程度作物の収量が取れている事もありますが,非常に運がいいぐらいの暖かい気候が続いてる事もあります。
19世紀になってようやく何とか食べれるようになったそうです。
それまでは悲惨な状況がしょっちゅう起こってました。
ヨーロッパでは19世紀になってようやく堆肥を入れる農業になり,囲い込みに寄って集約農業が始まり,大規模な農業が始まった事で食料危機が来なくなったと書いてます。
大規模な農業の方が生産性が上がったそうです。
ヨーロッパではそうだったのかもしれません。
その他の農業技術の改善も影響してるのかも分かりません。
肥料を使い始めたのも大きいのかもしれません。
なにはともあれ人類は未だかって食料が十分だった事は一度もないのです。
現在は飢えてる人達が局地的になっているだけです。
こういう歴史を振り返ってみて、肥料を入れるようになってから生産性は上がってるのです。
それ以前は肥料無しが普通だったのです。
その又前は畑を起こしてもいなかったわけで、ただ地面に種を蒔いていただけなのでしょう。
草は刈っていたかもしれません。
その間に畑を起こす事が始まったのでしょう。
つまり,畑を起こす事で収量は上がったので世界中で畑は耕されてます。
どんなに大変な時でも畑は耕してます。
そして肥料を入れ始めてようやく何とか食べれるようになって来たのだと思います。
気候は何時反転するかも分かりません。
人類はほとんどの歴史を通じて飢えていたという事を常に意識しておく事だと思います。
突然寒冷化が始まる,下手をすれば氷河期が始まるかもしれないわけです。
戸口の事は全然分かっていないいないのだそうです。
つまり記録を取り始めてまだ何百年かしかたってないのです。
それ以前は木の年輪に含まれてる炭素14の割合を調べるとか、アイスコアを調べて大体の予測をするしかないのです。
それ以外にも海岸線の移り変わりとかもあるのでしょう。
結論から言って、気候が変化するのは何故かはいまだに良く分かってないのです。
当然二酸化炭素の濃度だけに温暖化の原因を求めるのには無理があります。
現在よりも暖かかった時もあるのはほぼ確実なのです。
縄文時代は現在より海岸線が10メーターも高かったのもほぼ確実なのでしょう。
東北に大きな集落があったのもその証拠でしょう。
問題は人類はまだ気候の問題を解決してるわけではない事です。
たまたま気候が温暖な時期に石油を使って生産性が上がって人口が増えただけなのです。
それは少しの条件が変わっただけで多くの人達が飢える事を意味してます。
楽観的な人達は幸せだと思います。

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