ひょうたん。

投稿日: 2009年10月23日カテゴリー: ブログ

今年はいいひょうたんが沢山取れました。
特に下の畑で作った大ひょうたんは初めて表面が白くなりました。
今まで上では白くなった事が無いので、この状態がいいのも知りませんでした。
白くなったひょうたんは、皮も厚くなっています。
ひょうたんの仕上げは、まず一番上の茎の所を切ります。
この茎の部分に穴をあけます。
この穴は中の種を出さなくてはならないので、種より少し大きめに作ります。
種を出す時に引っかかるので、中は少し広めの方がいいかも。
穴をあけたら鉄の棒か何かで、少し突きます。
これで内部を傷つけた方が、内部が腐りやすくなります。
この時に土を少し入れます。
これは本に書いていたので、理由は分からないのですが、おそらく土の中の細菌でクサリが早くなるのではと思います。
この状態で水の中に沈めます。
1週間か10日で中がドロドロになります。
水はひょうたんの中を腐らせてる訳ですから変えません。
内部が腐ったら、中身を出します。
種が詰まったりするので、時間がかかります。
この時に出る液体は本当に臭いものです。
洋服とかにかからないようにして下さい。
この状態で皮もほとんど取れます。
皮と言っても薄皮です。
取れない時は何かで取って下さい。
ひょうたんが傷つかないものでやりましょう。
この状態ではまだ中は本当に臭いのです。
これを1週間ぐらい水に漬けます。
ゲタは流水に付けました。
1週間毎日中の水を捨てます。
全然臭わなくなったら、水から出して乾かします。
乾かしても最初は表面は白いのですが、段々色は変わってくるそうです。
志賀直哉の「清兵衛とひょうたん」では、酒で毎晩磨くと書いてるそうですが、家にその本が無いのが残念です。
売ってるひょうたんは、最後の仕上げをきちんとしてないのも有るので、水を入れて1日置いて様子をみてから使って下さい。
今年の夏にたけるが買ったひょうたんに水を入れて持って来たのですが、その水が臭くなりなおかつ、こぼれて臭いが付き。ひろみちゃんが大騒ぎをしてました。
スピーカーとかその他の加工にする場合は、そのまま干しても乾きますが、表面がきれいに仕上がりません。
それでも問題は有りません。
乾かすのに時間がかかるので、日が当たる軒下に吊るして乾かすのが一番です。
ひょうたんを吊るして乾かす場合は、茎の部分を本体の茎と一緒に取ります。
つまりひょうたんは、ひょうたんの気の茎にぶら下がってるのですが,このぶら下がってる茎の所で切ると、干す時に紐で止めれません。
真ん中の細くなってる所に紐を巻き付けるのもいいのですが、ひょうたんが軒下にぶら下がってる風景は何となく平和でいいので,ぶら下がってる根元の所の少し太くなってる所を残して茎を切らないと、茎は干している時に細くなっていくので,途中で落っこちます。
落っこちると割れますので気をつけて下さい。
ひょうたんにハマりそうでこわいです。
一番大きなひょうたんは高さが70センチ,胴回りは1メーターになるものも有るそうです。
来年はこれに挑戦します。
ただ,ひょうたんはアフリカ原産なので,夏の気温と日射が大事なのですが,大鹿で度の暗い大きくなるかはわかりません。
ミニひょうたんもあるそうです。
種は福井の(福種株式会社)で色んな種を売ってるそうです。
ちなみにふりだしでは,大ひょうたん,千なりひょうたん、つる首ひょうたんの3種類を作りました。
当然ですが色んなひょうたんを同じ場所で作ると花粉が混ざって色んなのになります。
それはそれで面白いのですが,純粋なものを作りたい場合は,違う畑で作ります。
同じ畑で作る場合は,花粉が混ざらないように,雌花に袋をかぶせておき,花が咲くと,人工授粉をすればいいと思いますが、大きいひょうたんならいいのですが,千成なんかは無理だと思います。
ひょうたんの少し抜けた姿が好きです。

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