多分皆さんはまだたかだか農法のことで、死んでもとか、ふりだしは終わりとかで大騒ぎしている理由が分からないと思います。
実をいうと騒いでる本人も良く分かっていません。
直感的にこの状況が嫌いなので大騒ぎをしてます。
なにしろ自然農をいろいろ考えても,只、(妙なる畑)を読んだ後の何とも言えない後味の悪い読後感と,すごい抵抗感を覚えてはいますが,どの部分がと問われればほぼ記憶に残っていません。
後はみんながやるから,俺はやらないと言う、とんでもない理由のみがはっきりするだけです。
それでも根本的に違う所は有ります。
ゲタの農法にはやっては駄目なものは基本的に有りません。
収穫量第一主義です。
通常は循環するもので有れば,何でも使います。
非常事態になれば,当然農薬だろうが化学肥料を使ってもいいとさえ思っています。
自分の農法が正しいとは思っていません。
決まったやり方も有りません。
毎年変えていってます。
変わっていくのが一番自然だと思ってます。
固定された考えは危険です。
農業において収量より大事なものはないと思っています。
世界的にみても,歴史的にみてもそれは真実です。
今現在たまたま食料は十分手に入れる事が出来る状態が60年程続いていますが,歴史上ではそれ以外の時期はいつも生きるか死ぬかの収量第一で来ている訳です。
日本以外では今でもそのような状況の所も少なく有りません。
日本も後何年かで食料が十分手に入らなくなる可能性は大きくなっていってます。
当然肥料も多くは手に入らなくなるでしょう。
その分肥料を使わないやり方を今から試験的にやっていくのは価値があると思います。
多分世界情勢の認識が根本的に違うのが大きな原因かもしれません。
現在一時的に強引なお金を市場に回す政策が効いてるので,経済は持ち直したかに見えます。
マスコミは経済は底を打ったと,盛んに宣伝してます。
ゲタの見解では,この無理が余計ひずみを産んで来年以降にとんでもない崩壊現象が起こると思っています。
ここで収量は二の次,自然なやり方が一番なんて言っている人達に乗せられるわけにはいかないのです。
何度でも言いますが,固定化されたやり方は,農業に取って非常に危険です。
その固定化されたやり方を,普及しようとしている人達は危険です。
組織を作って全国大会を開くなんてやり方は宗教と同じだと思います。
ゲタが間違っている可能性は否定しません。
最後は感覚的なものだけなのですから。
それですから,今まで書いた理由もほとんど後付けです。
いくらそれらに対して反論されても無駄です。
本人も少しは無理が有るなと思いながら書いてますから。
論理的でないから,余計転びません。
誰が何といっても変えません。
これぐらいの気概がないと,山奥で長年生きていけません。