直が3日間来てました。
八ヶ岳のひろの所に快医学を習いに行く為ですが、近況も話してくれます。
自然農の田んぼと畑で苦闘してます。
つまり、私たちには当たり前の事ですが、彼に取ってはまだ何も分からない所で、作物が育つとか以前の事で、色んな問題が起きる訳です。
まず、稲の種をねずみに食べられてしまったそうです。
これはある程度は仕方有りません。
げたも今でも種がねずみとか鳩とかその他でやられる事は有ります。
何時もやられるとは限らない所が、つい油断してしまうのです。
今年も麦が山鳩にやられました。
泥団子の稲の種はネズミに食べられてしまいました。
来年から苗も田んぼで作る可能性もあるので、横に溝を掘って水を張ってネズミが入れないようにするか、種を蒔いた上に薄いビニールを張り地温を上げるのと,ネズミ除けを兼ねるの方法でやるつもりです。
療法併用がベストだとは思いますが。
その他の直の問題は,イノシシに入られていて,麦がほぼ全滅状態だそうです。
せっかく家に入る前の年から種を蒔いてたのに,収穫直前にやられてしまったそうです。
イノシシは一度入ったら全部食い尽くすまで毎日来ます。
網を張ってると言いますが,網ではイノシシは防げません。
本を読めば色んなやり方を書いていますが,ほとんど効果はありません。
気をつけて下さいね,特に学者の考案した害獣撃退の方法は笑っちゃいます。
そんなのどのくらいの手間とか値が掛かると思ってるのだなんて方法を平気で書いてます。
それと全然効果がない方法も。
イノシシ対策は,トタンが一番ですが,何しろ2反位の畑にトタンを回す為には,かなりの量のトタンが入ります。
一番短いトタンでも千幾らかなので,とんでもない金額が掛かります。
ふりだしでは古いトタンを沢山貯めていたので何とかなりましたが,最後は古い小屋を壊してトタンを何とか確保しました。
それ以外にも肥料を使わないので野菜も穀類も大きくなりません。
それどころかなすもトマトもカボチャまでもが枯れたりしてるみたいです。
これは原因は分かりません。
湿気過ぎとか,日当たりが悪すぎなら可能性はあるのですが,そうではないと言ってるし。
結構落ち込んでいました。
でもこれでいいと思います。
安全な旧来の有機農法ではない肥料も使わない自然農だから当然でしょう。
一年目からうまくは行かないと思います。
何年経ってもうまく行かない可能性だってあると思います。
寒さが強く,肥料の抜け易い長野の山間地では自然農は非常に難しいと思います。
それに挑戦してるのだから,うまく行かなくて当たり前です。
最初からうまく行くより失敗した方がいい勉強にはなると思います。
それでも昨夜は落ち込んでました。
同じ自然農で米を作ってるヒロの田んぼを見て来たせいだと思いますが,ヒロはもう10年以上自然農で米を作ってるので,比較にならないでしょう。
そんなこんなでなおは帰って行きました。
同じ阿智村に一昨年にふりだしでヤギ小屋を造る時にいたヒデとモモちゃんが阿智村で農家,それも農業で生計を立てるのが目標で,今家を探す為になおの家に来るそうです。
又,ネットワークが広がりそうです。
それも2人は居た時期が違うのでお互いは知らないのですが,阿智村で農業をやっている市川さん(彼は昔大鹿に住んでいました。)を役場で紹介され,市川さんからふりだしに居たやつが同じ阿智村に居ると聞いて訪ねて来たそうです。
こういう形になるようになったのはうれしいです。
今年に入って次々に田舎生活を始めるふりだし同人が増えて来てます。
楽しみです。