大地とともに粋り生き方と人間の孤独。

投稿日: 2009年7月8日カテゴリー: ブログ

毎日雨です。
梅雨らしい梅雨とも言えますが、さすがに少し嫌気がさします。
相変わらずの孤独を感じる毎日では有ります。
表面的には色々有って,楽しい時も有るし充実してると言えば充実してる毎日を送ってはいますが、やはり孤独からは抜け出せません。
将来の混乱とか苦難がほぼ確実になって来た今は特に落ち込み易いせいなのかも分かりません。

時々トムブラウンジュニアの(ヴィジョン)を読んでます。
今日の所はなぜ私たちはかくも孤独であるのかに,大きなヒントというよりほぼその答えと言った方がいいかも分かりません。
彼の師匠のアパッチ続のグランドファーザーの教えです。彼が丘の上でスピリッツの世界への入り方を模索している時の言葉です。

グランドファーザーは現代社会の窮状について、「物質的な豊かさを達成する事が精巧だと信じ込んでるが,モノが増えてもまだ足りないという思いに取り付かれて浅はかな社会」だとよく言っていた。
肉体の世界を超えた所に,目に見えない永遠のスピリチュアルな世界が存在するが,ほとんどの人は決して理解する事は無いし,理解しようとも思わない。
確かにスピリチュアルな世界に到達しようとする現代人の乏しい試みは有ったが、よくいっても表面的に過ぎず,既に機能しない習慣や伝統ばかりを重んじて物事を複雑にしてしまった。
現代人はそのほとんどが肉体の世界と論理的な思考の向こうに存在するモノを見極める能力を失ってしまった。
それこそスピリチュアルな世界を知る為の原動力なのである。
それでも社会は肉体の領域以外の世界を知ろうと必死にもがいている。
世俗的な快適さを手に入れ,生きる為に必要な事を学んでしまうと,人間は目的を失いもっと何かを手に入れようとする。
さらに人間的な欲望を満たす偽りの神を手に入れようとするが,やがて世俗的なモノをいくら集めたとて心は満たされない事に気づく。
するともっと刺激的な娯楽やおもちゃを試すようになるが,それでもなお心が切望するもの,あるいは,空っぽの心を満たすモノは見つからないのである。
絶望して人生の本当の意味とは何かと問いかけるが,答えは見つからない。
そのようなストレスからの痛みを癒す為に,麻薬や酒やおろかな犯罪に走ってしまうのだ。
その中には水からの命を絶つ者まで居る。
現代人の中には人生にはもっと何か大切なモノが有るはずだと気づく者もいるが,どこをどう探していいか分からない。
そこで宗教や哲学が登場するが,それは一時的に問題を解決する絆創膏に過ぎない。
何をやってもうまく行かないのだ。
そうなると人はワラをもつかむ思いで,悟りを開く方法を教えてくれるなら誰でも何でも良いと闇雲に求め、
心を慰めるスピリチュアルなおもちゃを使って祈るのだ。
それでも結局,どんなモノも心を満たす事はなく、孤独を癒す事は出来ないのである。

まだ半分位なので続きはまた今度。
孤独と仲良くして待ってて下さい。

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