自然農と自然栽培。

投稿日: 2009年6月28日カテゴリー: ブログ

畑と田んぼの一部で肥料を使わない、起こさない、農薬は使わない、草もほとんど抜かず刈るやり方、平たく言えば自然農に近いやり方を初めて、色んな事が分かってきました。
田んぼは起こさないのはやはりいいみたいです。
1本か2本植えも意外といいです。
試しに10本近く植えた部分もあるのですが、10本植えると本当に苗は大きくなりません。
反対に1本とか2本植えはすぐに大きくなるし、分けつもいいです。
今のところは順調です。
これからの草対策でどうなるかですが。
ただ、水だけは慣行有機栽培が主体なので、そちらに水は合わさなければならないので、灌水状態で育ててます。
来年は水利も独自で、他と独立した田んぼでしっかり無肥料栽培をやって行きます。
田んぼは慣行栽培と言っても、自然栽培の木村昭夫さんのやり方を参考にして、浅く荒く起こし、代掻きも大まかにやるやり方です。
肥料は入れてます。
こちらも順調です。
草の出が少ないし、成長も順調です。
四回田車と手で除草をしましたが、簡単でした。というより本格的に手で除草をしたのは最後の一回だけで、後は適当です。

こんな調子ですが、来年からは本格的に無肥料栽培に取り組みます。
今まで誰が何を言おうが無肥料栽培は拒否してきました。
肥料の害は承知ですが、プロの農家としては一定の収量を確保しないと、それでなくとも低収入なのでやって行けません。
今回無肥料に挑戦する気になったのは、木村さんの自然栽培の本を読んだからです。
自然栽培は字のごとしで栽培の技術です。
子難しい理屈はありません。
今まで自然農とか、自然農法に踏み切らなかったのは、福岡さんも、川口さんもプロの農家ではないので、農業の収入で行きて行かなければならない、根本的な事が2人には分かってないからです。
その上農業から難しい理屈をいっぱい言います、
というより理屈先行です。
ゆえに圧倒的に素人の方々に支持されてる訳です。
プロは相手にしません。
そもそも哲学を語るなら、栽培と言う反自然的な物が前提の農業から哲学を導きだすべきではないと思います。
何も人間の手がかかってない、自然そのものから哲学は導かれるモノだと思います。
哲学というより生き方ですが、そもそも哲学は必要ないモノではないかと思います。
所詮頭の中でこねくり回した、幻想ではないかと思います。

木村さんはそれゆえ、栽培という名を使っています。
木村さんは基本の栽培法を言うだけで、後は個人でそれぞれのやり方を、自分の田んぼ、畑に合わせてやってくださいです。
今までのゲタの主張とも合っています。
抵抗無く無肥料に踏み切る事が出来そうです。
と言っても一気に無肥料には持って行きませんし、ヤギの堆肥、人糞、くさや落ち葉の堆肥も使いながらゆっくりと移行して行きます。
人糞、ヤギの堆肥はずっと使います。
循環こそ一番大切な事だからです。
結局無肥料ではないのですが、自家用に堆肥を使い、出荷の方を無肥料にして行くという方向です。

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