今日から床作りに入りました。
本来なら6センチ角か4,5センチ角の角材を使うのですが、今回から使える材は家のものを使っているので、細いヒノキを切って使う予定なのですが、買った
角材は幅が同じなので垂直を出してそこに並べていけばいいのですが、受ける方も丸太で高さが違うので両方考えながら水平を出していかなければなりません。
なおかつ丸太では床の材を受ける場合うまくいかないので、床に面する部分は切れ込みを入れて水平にしなければなりません。
時間で言えば3倍から5倍かかるでしょう、それ以前に木を切って運んで皮を向く作業もありますから、時間で考えたらとんでもなく多くの時間が掛かります。
家を建てる場合は、金銭的とか時間的に考えれば、材は買うほうが安くて楽です。
すべてこのように自給自足とはとんでもない事なのです。
私自身は時間のことは気にしませんが、金銭的なことは気になります。
それでもなるべく有る材料でやっていくのが自給自足ですので何とかやっていかなければなりません。
2-3年前から皆さんに皮を剥いてもらったヒノキを使っていっているのですが、意外にきれいに甘皮がきれいにむかれてない木が多いのにびっくりです。
何度も説明してもこれが理解できない人が多いのです。
今年の人たちも大部分剥き直しです。
剥きなおしの場合は甘皮の部分が乾いてしまっていて倍時間がかかります。
つまり最終的には3倍の時間がかかります。
1年以上甘皮がついた材を置いていると、甘皮の下に虫がいっぱい入ってます。
甘皮は甘いので虫のえさになります、虫だらけの材は強度も落ちるし長持ちしません。
なおかつコレの皮むきがもっと時間が掛かるのです。その上皮を剥いた後にきれいにしなければいけません。
鉄のブラシでゴシゴシやって紙やすりをかけて、終いに頭に来てしまいます。
つまり、この仕事をした人はただ飯を食らってやっかいを残していっただけなのです。
人が多い時は一人一人チェックできません。
教えても次からすぐに違うことをする人も居ます。
早く若い補佐をしてくれる人を養成しなければいけないのですが、そこまでじっくり取り組んでくれる人が居ません。
2-3年じっくり自給自足に取り組んで学びたい人どこかに居ませんか、今のままではふりだし塾の維持も難しくなっています。
